このサイトではお金に関する用語を解説しております。
スポンサードリンク
ベーシス
ベーシスとは、先物市場における、現物価格と先物価格の差のこと。
先物理論価格と現物価格のことを理論ベーシスといいます。
理論ベーシスは、(金利−配当)×残存日数÷365日という計算式で計算します。
現物価格に理論ベーシスを加えて計算した先物の理論価格に対して、実際の先物価格が上回った時には、裁定取引では「先物売り、現物買い」という売買を行います。
また、実際の先物価格が理論価格を下回った場合には、「先物買い、現物売り」という売買を行います。
<ベーシス取引>
ベーシス取引とは、現物債の価格と債券先物取引の価格との価格差に注目し利鞘を得ようとする取引のことです。
受渡適格銘柄の現物債を買い付け、債券先物取引を売り建てる取引のことをロング・ベーシス取引、債券先物取引を買い建て、受渡適格銘柄の現物債を売却する取引のことをショート・ベーシス取引といいます。
ベーシスとは、受渡適格銘柄の現物価格と先物価格の価格差のことで、先述したように、次のような式で算出されます。
ベーシス=(S−CF×F)−S×(c−rf)×t
S :現物債の価格
CF :コンバージョン・ファクター(換算係数)
F :先物価格
c :直利
rf :受渡決済期日まで現物債を保有するための調達金利
t :受渡決済期日までの年数
なお、「S−CF×F」のことをベーシスということもあります。
この場合、前者を「ネット・ベーシス」、後者を単に「ベーシス」と呼びます。
ここでは、ネット・ベーシスのことをベーシスということにします。
受渡適格銘柄の現物債と先物の価格差であるベーシスは、裁定取引等を通じて一定の水準に収斂するはずですが、実際には現物債の価格も、債券先物取引の価格も市場の需給関係によって動くことから、ベーシスは拡大したり縮小したりします。
また、債券先物取引は、売り方勝手渡しであることから、ベーシスが原則としてゼロになるのは最割安銘柄だけといえます。
ベーシスが大きく拡大したら、将来、再び縮小することを見込んで、受渡適格銘柄の現物債を売却して債券先物取引を買い建てるといった取引が行われます(ショート・ベーシス)。
逆に、ベーシスが縮小もしくはマイナスになったら、将来、再び拡大することを見込んで、受渡適格銘柄の現物債を買い付けて、債券先物取引を売り建てるといった取引が行われます(ロング・ベーシス)。
そして、予想通りベーシスが縮小又は拡大すれば、反対売買によって利益をあげることができます。
なお、ベーシスがマイナスの際に、ロング・ベーシスのポジション持てば、最終日まで待つことにより、無リスクで利鞘を得ることができます。
これを裁定取引といいます。
ベーシス取引をする際の債券先物取引の売買数量は、一般に「現物債の額面×換算係数」によって決められます。
ただし、取引数量が少ない場合には、簡易的に同額面の数量で行われることもあります。
ベーシスとは、先物市場における、現物価格と先物価格の差のこと。
先物理論価格と現物価格のことを理論ベーシスといいます。
理論ベーシスは、(金利−配当)×残存日数÷365日という計算式で計算します。
現物価格に理論ベーシスを加えて計算した先物の理論価格に対して、実際の先物価格が上回った時には、裁定取引では「先物売り、現物買い」という売買を行います。
また、実際の先物価格が理論価格を下回った場合には、「先物買い、現物売り」という売買を行います。
<ベーシス取引>
ベーシス取引とは、現物債の価格と債券先物取引の価格との価格差に注目し利鞘を得ようとする取引のことです。
受渡適格銘柄の現物債を買い付け、債券先物取引を売り建てる取引のことをロング・ベーシス取引、債券先物取引を買い建て、受渡適格銘柄の現物債を売却する取引のことをショート・ベーシス取引といいます。
ベーシスとは、受渡適格銘柄の現物価格と先物価格の価格差のことで、先述したように、次のような式で算出されます。
ベーシス=(S−CF×F)−S×(c−rf)×t
S :現物債の価格
CF :コンバージョン・ファクター(換算係数)
F :先物価格
c :直利
rf :受渡決済期日まで現物債を保有するための調達金利
t :受渡決済期日までの年数
なお、「S−CF×F」のことをベーシスということもあります。
この場合、前者を「ネット・ベーシス」、後者を単に「ベーシス」と呼びます。
ここでは、ネット・ベーシスのことをベーシスということにします。
受渡適格銘柄の現物債と先物の価格差であるベーシスは、裁定取引等を通じて一定の水準に収斂するはずですが、実際には現物債の価格も、債券先物取引の価格も市場の需給関係によって動くことから、ベーシスは拡大したり縮小したりします。
また、債券先物取引は、売り方勝手渡しであることから、ベーシスが原則としてゼロになるのは最割安銘柄だけといえます。
ベーシスが大きく拡大したら、将来、再び縮小することを見込んで、受渡適格銘柄の現物債を売却して債券先物取引を買い建てるといった取引が行われます(ショート・ベーシス)。
逆に、ベーシスが縮小もしくはマイナスになったら、将来、再び拡大することを見込んで、受渡適格銘柄の現物債を買い付けて、債券先物取引を売り建てるといった取引が行われます(ロング・ベーシス)。
そして、予想通りベーシスが縮小又は拡大すれば、反対売買によって利益をあげることができます。
なお、ベーシスがマイナスの際に、ロング・ベーシスのポジション持てば、最終日まで待つことにより、無リスクで利鞘を得ることができます。
これを裁定取引といいます。
ベーシス取引をする際の債券先物取引の売買数量は、一般に「現物債の額面×換算係数」によって決められます。
ただし、取引数量が少ない場合には、簡易的に同額面の数量で行われることもあります。
PR
スポンサードリンク
スワップ取引
スワップ取引とは、現在価値の等しいキャッシュフローを交換すること。
例えば固定金利と変動金利のように同一通貨で、異なる金利の支払・受取を交換する取引。
デリバティブとは伝統的な金融取引(借入、預金、債券売買、外国為替、株式売買等)から相場変動によるリスクを回避するために開発された金融商品の総称です。
英語のDerivativesに忠実に、「デリバティブズ」と呼ばれることも多いです。
日本語では金融派生商品といいます。
デリバティブ(derivative)は、「誘導的な」「派生した」という意味です。
スワップとは、交換という意味で、等価のキャッシュ・フローを交換する取引の総称です。
2者間で同じ価値をもつ「将来の一連のお金の流れ」を交換する取引です。
契約では、お金をいつ交換するのか、その金額をどう計算するのかを決めておきます。
スワップの交換は1回だけではなく、長期間にわたって数回行われるのが普通です。取引は、売り手1人に買い手1人の相対(あいたい)取引で行われます。
スワップ取引は、何を交換するのかで、金利スワップと通貨スワップに分けられます。
金利スワップとは、同じ通貨間の異なる種類の金利を交換する取引です。
この取引では、通常、元本の交換をしません。
金利計算のために元本を名目上決めています。これを想定元本(そうていがんぽん)と呼んでいます。
一方、通貨スワップとは、異種通貨間の異なる種類の金利を交換する取引です。
この取引では、元本の交換をします。
スワップは、現物取引と比べてコストが小さく、事務手続が簡単です。
<例えば>
債務を交換するには、面倒な法的手続きが必要です。
しかし、スワップ取引を使うと、金利支払い部分を交換するだけで、法的な手続きなしに債務の交換を行うのと同じ経済的効果が得られます。
スワップ取引は、1981年にIBMと世界銀行との間で取り交わされた米ドルとスイスフランの通貨スワップがはじめとされています。
当初のスワップ取引は、想定元本が変わらないキャッシュフローの簡単な取引でした。これを「プレインバニラ」と呼んでいます。
これは、トッピングのないアイスクリームをプレインバニラというところから名付けたものです。
最近は、想定元本が変化する複雑なキャッシュフローのスワップが行われるようになっています。
<スワップとは>
・スワップ…等価のキャッシュ・フローを交換する取引の総称
・金利スワップ…同じ通貨間の異なる種類の金利を交換する取引
・通貨スワップ…異種通貨間の異なる種類の金利を交換する取引
スワップ取引とは、現在価値の等しいキャッシュフローを交換すること。
例えば固定金利と変動金利のように同一通貨で、異なる金利の支払・受取を交換する取引。
デリバティブとは伝統的な金融取引(借入、預金、債券売買、外国為替、株式売買等)から相場変動によるリスクを回避するために開発された金融商品の総称です。
英語のDerivativesに忠実に、「デリバティブズ」と呼ばれることも多いです。
日本語では金融派生商品といいます。
デリバティブ(derivative)は、「誘導的な」「派生した」という意味です。
スワップとは、交換という意味で、等価のキャッシュ・フローを交換する取引の総称です。
2者間で同じ価値をもつ「将来の一連のお金の流れ」を交換する取引です。
契約では、お金をいつ交換するのか、その金額をどう計算するのかを決めておきます。
スワップの交換は1回だけではなく、長期間にわたって数回行われるのが普通です。取引は、売り手1人に買い手1人の相対(あいたい)取引で行われます。
スワップ取引は、何を交換するのかで、金利スワップと通貨スワップに分けられます。
金利スワップとは、同じ通貨間の異なる種類の金利を交換する取引です。
この取引では、通常、元本の交換をしません。
金利計算のために元本を名目上決めています。これを想定元本(そうていがんぽん)と呼んでいます。
一方、通貨スワップとは、異種通貨間の異なる種類の金利を交換する取引です。
この取引では、元本の交換をします。
スワップは、現物取引と比べてコストが小さく、事務手続が簡単です。
<例えば>
債務を交換するには、面倒な法的手続きが必要です。
しかし、スワップ取引を使うと、金利支払い部分を交換するだけで、法的な手続きなしに債務の交換を行うのと同じ経済的効果が得られます。
スワップ取引は、1981年にIBMと世界銀行との間で取り交わされた米ドルとスイスフランの通貨スワップがはじめとされています。
当初のスワップ取引は、想定元本が変わらないキャッシュフローの簡単な取引でした。これを「プレインバニラ」と呼んでいます。
これは、トッピングのないアイスクリームをプレインバニラというところから名付けたものです。
最近は、想定元本が変化する複雑なキャッシュフローのスワップが行われるようになっています。
<スワップとは>
・スワップ…等価のキャッシュ・フローを交換する取引の総称
・金利スワップ…同じ通貨間の異なる種類の金利を交換する取引
・通貨スワップ…異種通貨間の異なる種類の金利を交換する取引
スポンサードリンク
ストラドル
ストラドルとは、2つ以上のオプションを組み合わせ原資となる商品の価格変動を基準に置いた投資戦略。
ストラドルとは、先物取引で行われている裁定取引の1つで、同一市場異商品間のサヤ取りの事です。
<例えば>
原油とガソリン、原油と灯油、ガソリンと灯油の価格差で行う裁定取引の事です。
ストラドルは同じ行使価格を設定したコール・オプションとプット・オプションを組み合わせるものであるが、OTM(行使価格が市場レートより不利な状態)になるような行使価格を設定したコール・オプションとプット・オプションを組み合わせたものをストラングルと呼びます。
<さらに詳しく>
ドル/円の直物レートが1ドル=100円のとき、行使価格95円のドル/円のプット・オプション(ドル売り)と行使価格105円のコール・オプション(ドル買い)を同額買います。
プレミアムはそれぞれ2.00とします。
OTMのオプションなのでプレミアムは安くなるが、ストラドルの場合よりも相場が大きく動かないとオプションを行使できません。
ストラングルの売りは、OTMのコールとプットのオプションを同額ずつ売ることになる。将来相場が安定する見込みのときに、プレミアムを取りに行く戦略です。
ストラドルとは、2つ以上のオプションを組み合わせ原資となる商品の価格変動を基準に置いた投資戦略。
ストラドルとは、先物取引で行われている裁定取引の1つで、同一市場異商品間のサヤ取りの事です。
<例えば>
原油とガソリン、原油と灯油、ガソリンと灯油の価格差で行う裁定取引の事です。
ストラドルは同じ行使価格を設定したコール・オプションとプット・オプションを組み合わせるものであるが、OTM(行使価格が市場レートより不利な状態)になるような行使価格を設定したコール・オプションとプット・オプションを組み合わせたものをストラングルと呼びます。
<さらに詳しく>
ドル/円の直物レートが1ドル=100円のとき、行使価格95円のドル/円のプット・オプション(ドル売り)と行使価格105円のコール・オプション(ドル買い)を同額買います。
プレミアムはそれぞれ2.00とします。
OTMのオプションなのでプレミアムは安くなるが、ストラドルの場合よりも相場が大きく動かないとオプションを行使できません。
ストラングルの売りは、OTMのコールとプットのオプションを同額ずつ売ることになる。将来相場が安定する見込みのときに、プレミアムを取りに行く戦略です。
ブログ内検索
カテゴリー