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コミットメントライン

金融機関に手数料を払う代わりに、必要なときに一定額まで資金が借りられる融資枠

コミットメントラインとは、融資先と銀行が予め契約した期間・融資枠の範囲内で、融資先の請求に基づいて、銀行が融資を実行することを約束(コミット)する契約です。

簡単に言えば、これまでも取引先に当座貸越枠や手形貸出の枠を各取引先に設定して、その枠内での貸出を実行していたと思います。

これまでの当座貸越枠では、当座貸越契約書を見て頂くと分かりますが、枠内の貸出金については、貸し出すことが出来るのであって、貸出を保証するものではなかったのですが、「コミットメントライン」は、基本的には銀行が断ることが出来ないかわりにその枠について、枠設定料金(通常0.2%〜数%程度)を融資先から頂くというものです。

従来から欧米銀行ではこのコミットメントラインが普及していたのですが、日本では、中小企業に対する銀行の優越的地位の乱用による、中小企業への「コミットメントライン」の押し込み販売を危惧して認められていませんでした。

現在でも、中堅企業以上でないと難しい面もありますが、企業サイドも「安定的な経常運転資金枠の確保」、「マーケット環境の一時的な変化など、不測の事態へのリスクヘッジ」や「必要なときに必要な資金が借りられ、資金余剰期には返済できる」等、メリットがあり、フィー次第ではありますが、今後もその需要は拡大していくものと思われます。

事業法人等は、資金の流動性を確保する代わりに、その銀行に対し、約束料として「コミットメントフィー」の支払いを行わなければなりません。

わが国では、1997年の金融危機以降、確実かつ機動的な資金調達ニーズが高まっていること、また1999年3月に「特定融資枠契約に関する法律」の制定により法整備がなされたこと等により、近年その取引が拡大しています。

【契約方法】
1. バイラテラル方式(相対型)
各取引銀行と個別にコミットメントライン契約を締結する方法です。
銀行では通常「バイラテ」と略して呼んでいます。
個別の当座貸越枠とほとんど変わりません。
尚、契約書は、当座貸越枠よりも精緻であり、特にコベナンツ条項と貸出申込みから貸出までの期間には注意を要します。

2. シンジケート方式(協調型)
複数の銀行と同時に契約を結ぶ方式です。
主幹事銀行(団)(アレンジャー)を中心に、同一条件でコミットメントライン契約を締結する方法です。
シェアを一定に守れることや、契約を一本で締結出来る等の利点がある一方、各行の思惑や、金利条件の調整に、予想以上に時間を要することがあります。
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